11月の北海道は、土の下のものが主役になる月です。羊蹄山のふもとの真狩村では、6年かけて育てたゆり根が掘り起こされ、貯蔵を終えたじゃがいもが味ののった状態で出てきます。厚田の海では漁が落ち着き、浜茹でタコの発送が再開します。今月の北海道をご紹介します。
マルタク水産|浜茹でタコ
厚田のミズダコを、浜で茹でてそのまま冷凍しました。漁の繁忙期で発送を休んでいましたが、11月中旬ごろから再開します。
いちばん手軽なのは、半解凍のうちに薄くスライスすることです。完全に解けてしまうと包丁が入りにくく、食感も落ちます。凍ったまま少し置いて、刃がすっと通るくらいが切りどきです。
田村農園|ゆり根
ゆり根は、植えてから出荷できるまでに6年かかります。種球を育て、植え替えを繰り返し、ようやく鱗片が厚く重なった状態になります。真狩村はそのゆり根の生産量が日本一の産地です。田村農園のゆり根は、村で開かれた「ゆりんピック2023」で最優秀グランプリを受賞しました。
Lサイズ1kg、9個入りでお届けします。茶碗蒸しに入れるとほくほくと崩れ、素揚げにすると甘みが立ちます。6年分の時間が、この食感に入っています。
藤川農場|じゃがいも
掘り出したばかりの新じゃがは皮が薄く、水分をたっぷり含んでいます。皮ごと蒸してバターをのせるだけで、この時期にしかない食感が味わえます。
真狩村の火山灰土壌は水はけがよく、じゃがいも作りに適した土地です。ここから12月まで、じゃがいもの季節が続きます。
田村農園|きたあかり
じゃがいもは掘ってすぐが一番美味しいわけではありません。収穫後に貯蔵する期間を経て、でんぷんの一部が糖に変わります。10月に掘ったものが、11月にはちょうど味ののった状態になります。
きたあかりは果肉が黄色く、火を通すとほろほろと崩れます。粉ふきいもやポテトサラダ、ポタージュのように、つぶして使う料理に向いています。バターをのせて蒸すだけでも十分です。
田村農園|男爵
同じ畑で、同じように貯蔵した男爵です。きたあかりが黄色くねっとりしているのに対し、男爵は白くほくほくとした粉質です。北海道の家庭で長く使われてきた、肉じゃがやコロッケの定番がこちらです。
同じ土で育った2品種を並べて食べると、じゃがいもの違いがはっきり分かります。この時期に食べ比べてください。
